2016年トムソン?ロイター引用栄誉賞受賞祝賀会(熊本大学微生物学分野同門会)が開催されました
平成28年11月19日(土)熊本市にて、本学微生物学分野同門会による微生物学分野第5代目教授前田浩先生(熊本大学名誉教授)と国立がん研究センターの松村保広先生(熊本大学医学部卒業、同医学研究科博士課程修了)の2016年トムソン?ロイター引用栄誉賞受賞祝賀会が開催されました。
はじめに、同門会会長である人吉医療センター 木村正美病院長による開会の挨拶があり、続いて、微生物学分野第7代目教授 澤智裕教授から微生物学分野の活動状況及び教室員の紹介が行われました。
![]() 同門会会長 人吉医療センター 木村正美病院長 |
![]() 微生物学分野第7代目教授 澤智裕教授 |
会には、同分野出身である原田信志学長も出席し、前田先生と松村先生へのお祝いの言葉の後、本学の近況報告と所属する先生方への激励の言葉があり、本学出身の先生方の来年以降のノーベル賞受賞への期待を込めた挨拶となりました。
![]() 原田信志学長 |
引き続き、前田浩先生と松村保広先生から受賞の挨拶が行われ、前田浩先生からは、今回、受賞対象となった論文についてのお話しがあり、「CHEMISTRYでの受賞は世界で5名。その内2名が日本人で我々です。今年の受賞は、1986年の熊本大学微生物学分野時代の論文です。」と述べられ、熊大時代の松村先生との研究の様子などを織り交ぜたご挨拶となりました。
![]() 前田浩先生 |
続いて、松村保広先生からは、今回の受賞に対する感謝と前田先生への感謝の言葉の後、受賞となった論文の化学賞での受賞理由や現在の研究状況について説明され、「今からの世の中は、やはりモノ作りが大切です。重要なことはデータと喧嘩しないでflexibilityをもって進めることです。」と今後の研究活動に意欲を示されたご挨拶となりました。
![]() 松村保広先生 |
今後、お二人のノーベル賞受賞が期待されます。
左から、松村保広先生、原田信志学長、前田浩先生
前田浩先生と松村保広先生(中央)を囲んで記念撮影
トムソン? ロイター引用栄誉賞は、トムソン?ロイターのデータベースを用いた論文?引用分析において、ノーベル賞クラスと目される研究者の発表が行われています。世界トップクラスの研究者の功績を讃え広めることで、科学がより身近なものとして認知されることを目的に、2002年からノーベル賞に先駆けた発表が恒例化しています。ノーベル賞の科学系4賞(医学?生理学、物理学、化学、経済学)と同カテゴリで構成されており、これまでに39名が実際にノーベル賞を受賞しています。
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「トムソン?ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞予測)2016年、日本からの受賞者は3名
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